【ブログ】中野の家 現場日記3/防蟻処理

中野の家の現場日記、3回目です。

上棟後、屋根に垂木をかけ、野地板を張り、アスファルトルーフィングを仮葺きしたところで防蟻処理を行いました。

通常、防蟻処理は地面から1m高さまでの基礎、土台、柱、間柱、筋交い、合板、胴縁といった箇所に行われることが多いのですが
中野区の場合、カンザイシロアリという軒など高さのある所から侵入する外来種の被害報告が散見され、中野区HPで注意喚起もしていることから全棟ホウ酸処理を選択しました。

写真は小屋裏を処理していただいてるところです。

 

また、防蟻剤で処理された胴縁が雨などで濡れると薬剤が溶け出し、接触している透湿防水シートの防水性を低下させる事例があるため、事前に薬剤と透湿防水シートのテストを行ってもらい安全を確認しました。

基礎に関してもホウ酸処理、スリーブのシーリング処理だけでなく基礎断熱側に蟻返しを設け、万が一の場合目視による蟻道早期発見を行えるようにしています。

基礎断熱の普及もありシロアリ被害に関する対策への関心は高まっているかと思います。基本的なことですが、地域ごとの被害状況をリサーチし適切な防蟻処理を選択することが大切だと考えています。